ネットショップで買った塩瀬の帯。
使い勝手の良い白地で気に入っています。
お太鼓の柄の部分はキレイなんだけど、その他の白い部分が何だか汚れているみたい。
表地を帯芯から浮かせてみると、汚れが消える。
これって、汚れなの?どこが汚れているの?
私は和裁を習っているので、自分で仕立て直しに挑戦してみます。
重要
薄茶のシミに見えても、カビかもしれません。
ですので、いきなり自分で解くのは、おすすめしません。
着物初心者さんは、最初から専門店に相談した方が良いです。
帯を解くときに、帯を傷つけてしまうかもしれません!
帯の汚れ?何と糸くずが!
白地の帯に黒い線。
「何の汚れだろう、この線。悉皆屋さんに頼めば落ちるかな?」
そんな事を考えながら、見ていました。
↓ 分かりますか? 〇の中に黒い線がありますね。
表地を芯から浮かしてみると、え?動く!?
もしかして、ゴミが入っている?噓でしょう?
そこで、帯を解いてみる事にしました。
↓ 黒い糸くずでした。(>_<)
何だかなぁ・・・。
仕立てた和裁士さん、一体どんな部屋で仕立てたのか。
他にもピンクやブルーの小さな糸くずが出てきました。
掃除が行き届いていない部屋で仕立てたのでしょう。
検品しないで、納品したのかな。
私は中古で買ったから、まだ良いです。
この帯の最初の持ち主の方、結構な金額で購入されたでしょうに・・・。
新品なのに、黒い糸くずが縫い込まれてたらショックです。
キレイな縫い目でしたが、仕立て上がりの帯がこんな事では、がっかりですね。
何だろう?薄い茶色のシミが浮かんでる?
まだら模様のようなポツポツ。
薄茶色で楕円の形が、いっぱい見えます。
画像では分かりにくいかもしれません。
実物は、結構広範囲に出ています。
下の画像、暗くてすみません。
分かりますか?
↓ 赤矢印のあたりです。ポツポツ見えるでしょ?
閲覧注意!!帯を解くと地獄でした。(-_-;)
よく見てみると、全体的にまだら模様のポツポツがあります。
思い切って帯を解いてみます。
すると・・・。
閲覧注意です。( ゚Д゚)
繊細な神経をお持ちの方はご注意下さい。
以下、解いた帯芯の画像になります。
中古の状態で購入した帯を初めて解いてみました。
最初はキレイな芯だったでしょう。
長い間締めていると、こんな風になってしまうんですね。
経年劣化なので、仕方ありません。
((+_+))
帯芯を全て見たのですが、キレイな部分がありませんでした。
これでは、表面上の汚れを落としてもキレイにならないでしょう。
全体的なモヤ~とした汚れの正体は、帯芯のせいでした!
芯を変えるしかありません。
汚れのように見えたのは、ほとんど芯の汚れでした。
表地の汚れは2か所でした。
表地の汚れは糸印をつけて、悉皆屋さんに汚れ落としをお願いします。
表地の汚れを落とし、帯芯を変えればスッキリしますね。
悉皆屋さんから返ってきたら、仕立ててみようと思います。
↓帯を解くと、こんな感じになります。
地味に疲れました。(^_^;)
まとめ
・帯の汚れは帯芯を変える事で解消されるかもしれません。
・帯の表地自体がカビてしまっている場合もあります。
着物初心者さんは自分で処理せず、最初からプロに相談して下さいね!